CalcEasy

iDeCo 節税効果計算ツール

iDeCo の拠出で所得税・住民税がいくら戻るかを瞬時に算出。年金制度改正対応。

iDeCo の 3 段階節税メリット

iDeCo は 拠出時・運用時・受取時の 3 つの段階で税優遇を受けられる、現役世代向け最強の節税制度の 1 つです:

  • 拠出時:全額が「小規模企業共済等掛金控除」として所得控除(所得税 + 住民税)
  • 運用時:運用益(利息・売却益・分配金)が全額非課税(通常は 20.315%)
  • 受取時:一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除で軽減

本ツールでは 拠出時の節税効果(所得税 + 住民税)を計算します。運用益非課税・受取時の優遇は別途試算が必要です。

2026-12 年金制度改正のポイント

2025 年に成立した年金制度改正により、2026 年 12 月 1 日から iDeCo の拠出限度額が大きく引き上げられます:

区分現行改正後
第1号(自営業)68,000 円75,000 円
会社員(企業年金なし)23,000 円62,000 円
会社員(企業年金あり)20,000 円最大 62,000 円
公務員20,000 円54,000 円
第3号(専業主婦・夫)23,000 円23,000 円(変更なし)

企業年金あり区分は「6.2 万円 − 企業型 DC 事業主掛金 − DB 等他制度掛金相当額」で個別計算します。

節税額の目安(月 2.3 万円拠出の場合)

課税所得所得税率年間節税額20 年累計
〜195 万円5%41,400 円828,000 円
〜330 万円10%55,200 円1,104,000 円
〜695 万円20%83,400 円1,668,000 円
〜900 万円23%91,200 円1,824,000 円
〜1,800 万円33%118,800 円2,376,000 円

月 23,000 円 × 12 = 年 276,000 円拠出、復興特別所得税 2.1% 含む。住民税 10% 一律加算。

ツールの使い方

  1. 1加入者区分を選択(会社員の場合は企業年金の有無を確認)
  2. 2制度バージョンを選択(現行 / 2026-12 改正後)
  3. 3月額拠出額を入力(「上限」ボタンで上限額に設定)
  4. 4課税所得金額を入力(源泉徴収票の「給与所得控除後の金額 − 所得控除合計」)
  5. 5拠出年数を入力すると累計節税額目安も表示

よくある質問

「課税所得金額」とは?

給与年収から「給与所得控除 → 各種所得控除(社会保険料・基礎控除・配偶者控除・扶養控除など)」を差し引いた金額です。源泉徴収票では「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引いた金額が該当します。所得税率が決まる根拠となる金額です。

「限界税率」と「実効税率」の違いは?

本ツールでは限界税率(追加 1 円の所得に対する税率)を使います。所得税は累進課税のため、課税所得が高くなるほど限界税率も上がります。iDeCo の所得控除は「課税所得を減らす」効果なので、節税額は「拠出額 × 限界税率」で計算するのが正解です(実効税率ではない)。

iDeCo と NISA はどちらが先?

両方使えるなら両方併用が理想ですが、優先順は所得・ライフプラン次第です。所得税率 20% 以上の方は iDeCo の節税メリットが大きい一方、60 歳まで引き出せない流動性デメリットも。住宅購入や子育てで近年資金需要がある場合は NISA を優先するのが無難です。

専業主婦(第3号)の節税効果は?

専業主婦・夫で本人に所得がない場合は所得税・住民税ともに 0 円のため、iDeCo の節税効果はゼロです。ただし運用益非課税・受取時の退職所得控除のメリットは受けられます。配偶者の節税にも使えないため、配偶者は別途自分名義で加入する必要があります。

受取時にも税金がかかる?

はい、受取時は退職所得(一時金)または雑所得(年金)として課税されますが、それぞれ退職所得控除・公的年金等控除で大幅に軽減されます。多くの場合は実質非課税で受け取れますが、退職金と同時に受け取ると控除枠が合算されるため、「5 年ルール」「20 年ルール」と呼ばれる受取順序の最適化が必要になります。詳しくは当サイトの退職金税金計算ツールでも試算できます。

企業型 DC 加入者の iDeCo 拠出は?

企業型 DC 加入者でも iDeCo に加入可能ですが、企業型 DC の事業主掛金と iDeCo の合算に上限があります(現行 5.5 万円/月、改正後 6.2 万円/月)。事業主掛金が大きい人ほど iDeCo の拠出可能額は小さくなります。会社の人事・福利厚生担当者に確認してください。