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所得税率計算ツール

課税所得から、適用税率帯・所得税額・実効税率を一括計算。

所得税率計算ツールの特徴

📊

国税庁公式速算表に準拠

No.2260 所得税の税率(平成27年分以降)の 7 段階超過累進税率と速算控除額をそのまま採用。令和8年改正後も速算表自体は変更ありません。

🎯

適用税率帯を一目で確認

入力した課税所得に対応する税率帯を速算表内でハイライト表示。自分が何 % の税率帯にいるか視覚的にすぐ理解できます。

🧮

復興特別所得税まで自動加算

基準所得税額に対する 2.1% の復興特別所得税を自動算出・加算します。1,000 円・100 円未満切捨の確定申告ルールも忠実に再現。

所得税の超過累進税率の仕組み

日本の所得税は 超過累進税率 を採用しています。これは課税所得が増えるほど、より高い税率が適用される段階制の仕組みです。

例えば、課税所得 500 万円の場合:

所得税 = 5,000,000 × 20% − 427,500
       = 1,000,000 − 427,500
       = 572,500 円

復興特別所得税 = 572,500 × 2.1%
              = 12,022 → 12,000 円(100 円未満切捨)

合計税額 = 572,500 + 12,000 = 584,500 円
実効税率 = 584,500 ÷ 5,000,000 = 11.69%

税率は 20% ですが、各税率帯ごとに控除額が設定されているため、実効税率は税率より大幅に低くなるのが特徴です。

「課税所得」と「年収」の違い

本ツールに入力する「課税所得」は、年収から各種控除を差し引いた最終的な課税対象額です。年収そのものではないことに注意してください。

年収(給与収入)
 − 給与所得控除(年収 ≤ 850万 で 年収×30% + 80,000、最低 55万)
 = 給与所得

給与所得
 − 基礎控除(令和8年改正後 104万:合計所得 489万以下)
 − 社会保険料控除(実額)
 − 配偶者控除・扶養控除(38万/人 など)
 − 生命保険料・地震保険料控除など
 = 課税所得  ← 本ツールに入力する値

課税所得 × 税率 − 速算控除額 = 所得税

目安:年収 500 万円 → 課税所得 約 250〜300 万円、年収 1,000 万円 → 課税所得 約 600〜700 万円

活用シーン

📋 確定申告の事前試算

フリーランス・副業者が、年末の所得税額を概算してキャッシュフロー計画を立てるのに最適。

💼 昇給・転職時の税負担確認

年収アップで税率帯が変わるかを事前確認。境界(330万、695万、900万、1,800万、4,000万)をまたぐと税負担が大きく変わります。

🏠 控除最適化の検討

iDeCo・ふるさと納税・住宅ローン控除などの節税効果を、「課税所得を X 円下げると税額が Y 円下がる」と試算できます。

🎯 副業所得の追加負担

本業の課税所得に副業所得を加えた場合、追加される税額は限界税率で決まります。本ツールで前後の合計税額を比較できます。

ツールの使い方

  1. 1「課税所得金額」を年額・円で入力します(給与所得控除・基礎控除などを差し引いた後の金額)
  2. 2適用税率帯・速算控除額・所得税額・復興特別所得税・実効税率が即座に表示されます
  3. 3速算表で自分の税率帯が青色でハイライトされ、各帯の境界が一目で分かります
  4. 4「計算式」をクリックすると、具体的な計算手順を確認できます
  5. 5必要に応じて「履歴に保存」で結果を記録できます

よくある質問

税率帯が上がると、その帯のすべての所得に高い税率がかかるのですか?

いいえ。日本の所得税は 超過累進方式 なので、課税所得が境界を超えた超過分のみに高い税率が適用されます。例えば課税所得 400 万円なら、330 万円までは過去の税率帯の控除込みで計算済み、330 万を超えた 70 万円分のみ 20% で課税されます。速算控除額はこの調整を一括処理する数値です。

令和8年の税制改正で税率は変わりましたか?

税率と速算控除額の表自体は変更なしです(平成27年分以降同じ)。令和8年改正で変わったのは、課税所得を計算する前段の 基礎控除(48万→104万)給与所得控除の最低保障額(55万→74万) です。結果として、同じ年収でも課税所得は下がり、税額は減ります。

復興特別所得税はいつまで?

東日本大震災の復興財源として、平成25年(2013年)から令和19年(2037年)までの 25 年間、基準所得税額に対し 2.1% の付加税として徴収されます。

住宅ローン控除や配当控除はこのツールで反映できますか?

反映されません。本ツールは「課税所得 → 所得税額」の変換に特化しています。各種税額控除(住宅ローン控除・配当控除・外国税額控除など)は、ここで算出した所得税額から後で差し引く形で適用されます。確定申告書では「所得税額 − 税額控除 = 申告納税額」の順で計算します。

「実効税率」って何ですか?

実効税率 = 合計税額 ÷ 課税所得 で計算される、課税所得全体に対する平均負担率です。例えば課税所得 500 万円で税額 584,500 円なら実効税率 11.69%。これは「税率帯 20%」よりずっと低く、超過累進と速算控除の効果が反映された本当の負担率です。